おはようございます。私です。
先日、クライアントでもあるメーカーの方と「卸屋・仲介業者などの存在価値」について
少し議論した。
私は一般論の方の価値がなくなってる。と言った。しかし、彼は
「いや、その逆だ。今こそ価値があるのだ。そしてそれを認識させないといけないのだ」
と言う。
もちろん「なぜ?」と返した。
すると、
「エンドユーザとメーカーが直接繋がるのはある意味怖い。なぜならエンドユーザは素人だからだ。
情報が乱立し、エンドユーザでも簡単に原価や底値を得ることができる。しかし、所詮素人だ。
いわゆるいい商品を判断できるプロではい。
はたしてそんな状態がユーザにとっていいのか?
自己責任という言葉で片付けられたらメーカーも動けなくなる。
だからこそセレクトショップ的な立場で小売や卸が存在しなきゃ、結局エンドユーザは困るようになるし。
クローズド化してしまう。商品購入(仕入れ)のプロじゃないんだから」
という意見だった。
なんとなくだけど私には物凄く伝わった。
確かにそうだと思った。(笑)
付き合いだとか、しがらみだとかの話だったら即効反論できたがそうじゃなかった。
その人と話す時はいつもワクワクする知識を得られる。
またいろいろと勉強させてもらいました。
今回のテーマ:モバイルマーケティング(1to1)
概念では、顧客の嗜好や消費性向などに応じて、一人一人ののニーズに応えるべく行われるマーケティング。
そう、ターゲットの分類を「男」「女」「20代」「30代」・・・というくくりで行っていたところを対個人にダイレクトに行う事です。
山田太郎さん、佐藤次郎さん・・・・みたいに。
「一人一人にマッチしたメッセージを伝える」
極端に言えばです。
※ちなみに「くくり」と私が表現した部分はマーケティング用語では「マス」と言い、ワントゥワンマーケティングの対義語としてマスマーケティングという場合もあります。
ワントゥワンマーケティングという言葉、概念はむかーしからあります。
しかし、インターネットの普及に伴いそれが安価で実践可能になったのです。
そういう背景もあり今注目されている手法であり到達点とも言えます。
いきなり到達点かよ・・・と突っ込まないでください(汗)
これは一般論です。私はそうは思ってません。
何にしても「ワントゥワンマーケティング」を理解した人であれば、「理想」だと思うのは当たり前ですが、ITが進化したといえども、「商材」によっては単に理想でしかないのです。
投資対効果の面を含めると現実問題「ワントゥワンマーケティング」がベストとはいえないのです。
例えば、ニッチを狙った商材を開発したとしましょう。
そうですね・・・、例えば「体温計付き携帯電話」とか(笑)。
こんな商品開発時点でニッチ狙いです。
しかし、そんなマニアックな層をターゲットにした場合、ワントゥワンマーケティングの観点からのアプローチはあまりにも無駄です。
ニッチ狙いであったり、様々なケースによってはトータルバランスで考えた時、やはりマスマーケティングの観点からマーケティングを行う方がベターな場合が多いでしょう。
・・・という事も念頭に置いて置いてください。
さて本題に戻りますと、ワントゥワンマーケティングとは、相手の動向などを限りなく「個々」に近い状態まで把握する。
というスキームがワントゥワンマーケティングの初期段階で発生するという事は理解できたかと思います。
つまり、Aさんは何時にどこにいて、何時に何をしてるのか?そして何が趣味なのか?家族構成は?年収は?その人が金を使う意思決定ポイントは?
などを、どうやって捕らえるのか。そして捕らえた情報をどう扱うのか?
確実な方法は1億2千万人と一人一人友達となることです(笑)
もちろん不可能。
ただ考え方(方向性)はその延長線上にあります。
さて、ではそれをどうやって実践するかです。
現在のテーマ軸は、「モバイルマーケティング」です。
前回のメールにも書いたように現在日本では「ほとんどの人間が携帯電話を携帯している」と言える状況なのです。
個人の手元に直結しているのです。
郵便受けや固定してあるテレビ・PCなどとはわけが違います。
☆顧客情報データベースを構築する
本メルマガの初回に書いたような手法を使うなどして様々なニーズを抽出する為にやはり、顧客情報データベースの構築は必要となります。例えば、名前とか性別とかですね。
そして、その情報には多きわけて2分類できます。
名前、誕生日、結婚記念日などの恒久的に変わる事がない「スタティック情報(静的情報)」そして、
住所、家族構成、年齢、出産、健康などの変化する可能性が高い「ダイナミック情報(動的情報)」とあります。
※用語は私が今考えましたので専門用語じゃないです(笑)
では情報をどうやってユーザからひっぱりあげるか?
今回はモバイルオンリーという事で別の手法を紹介します。モバイルじゃなきゃできないことです。
ある喫茶店がありました。
そこがバスターミナル近辺にお店を構えています。
しかし、朝は忙しいのか中々お客さんは期待通りに入ってくれない。
お店の前には看板もポップを飾っていて朝の出勤の際は結構人が通るにも関わらずだ。
そりゃそうだ。
基本的に人間は一つの目的がはっきりして行動してる時はなかなか他に興味を示さない。
特にターミナル近辺であれば通勤してる人間にとってそこは飲食街ではなくただの「通勤路」だ。
雑誌とかにも結構な予算をかけ広告を出していたが、もっと立地条件を利用した広告媒体に切り替えた。
本人にとっては灯台元暗し?だ。
切り替えた媒体はバスの中吊り広告。
そんなどーせその人間は店の前を通るのだから・・・
という思う方もいるかも知れないが、景色の一部として知っていても「きっかけ」を与えてやらないと人は動きづらい。
中吊り広告にはめちゃくちゃおいしそうな朝食のメニュー写真だけを載せ
「余裕というかっこよさ。コーヒーはいかがですか?」
というキャッチコピーと、
「お得なクーポンを差し上げます。空メールを今すぐ使っちゃおう!」
「abc@abc.com 件名に「1234」と入力して本文は空で。」
という告知を行った。
バスの中はたいてい何もすることがない(あたりまえだが)。
なので、効果は即効現れた。
ユーザから見た流れはこうだ。
空メールを送る → ありがとうございます。3つの質問に答えて20%Offクーポンをゲット! →
1.いつも帰宅は何時頃ですか? 2.コーヒー派?紅茶派?3.性別
といった具合だ。
件名の数字はどの路線のバスに乗ってるかという情報になる。
バス中吊り広告はあまり知られてないが安い。
なぜかは、露出度が低いからだ。(笑)
そして、何百枚も印刷しなくてもよい。
ある程度路線を絞って数台だけに広告を掲載することもできる。
なので、路線毎に違いID数字を表記してそれを申告させるようにしたのだ。
受けての喫茶店から見れば、空メールが送られてきた時点でわかる事はどの路線の何時着のバスか?・・・だ。路線は時刻表をデータベース化し受信時刻の近似値から何時何分初、何線、何時何分着まで自動的に把握する事ができる。
そして、その喫茶店は夜はアルコールも出すので帰宅時間の情報も役に立つ。
性別とコーヒー派?紅茶派?とのデータで個々にぴったりハマるメッセージを使い分ける事ができる。
メディアミックスの例かもしれない。
質問が無くとも、空メールだけで、通勤中で、○○沿線に乗って、○時○分にお店の近くに来る予定・・・という情報がわか
るのだ。
こわいかも(笑)
当日はその人間にはメールは送らない。
送る必要がないからだ。十分その日のきっかけはつくってやった。
逆にたいした情報でもないのに(所詮喫茶店の情報なんて生活の中ではたいした情報ではない)連発するとすぐ解約される。
攻撃(笑)は翌日からだ。
いつ送るのかが重要だ。
バスに乗る前、バスを降りた時、寝る前・・・。
すべてピンポイントで可能だが「何を送るか?」
となったとき、コーヒー飲みに来て!という内容ばっかり連発するわけにはいかない。かといってネタもない。
そこで、寝る前に明日のお天気情報と一緒にお店情報は「広告」として記載する事にした。
「こんばんわー。明日は予報では雨のようですね。
○○線は混雑するかもしれないので余裕を持った行動が吉。
-------------------------------------
すぐできる朝忙しいビジネスマンの為に
コーヒーの種類も豊富。
○○喫茶店
-------------------------------------
という内容(予報か占いかよく分からないが・・笑)を帰宅時間に合わせて、さらにコーヒー派、紅茶派、男、女、そしてそれぞれの個々のタイミング別に配信を行った。
あくまでも、メインはお天気情報という雰囲気だが、自分が乗ってる路線とか書かれたら、なんか人間味を感じてしまい印象に残らないはずがない!
作戦は成功、朝は平均値が約30%もアップ。
夜もある程度成果がでた。
路線も分かることで、バスを降りて右の店です。バスを降りて左の店ですとか、おもしろい事もできる。
これがワントゥワンマーケティング。
そしてモバイルマーケティングの特徴だ。
モバイルの特徴とは、「位置情報を用意に捕らえることができる」
という事です。
もちろん携帯だけのテクニックではハードルが高いです。
メディアミックスです。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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